確定申告110番


個人事業主と確定申告

 個人事業主にとって避けては通れない確定申告。

 確定申告とは、その年1月1日から12月31日までの所得をもとに申告書を作成し、翌年3月15日までに税務署に提出することです。


その申告、必要?

 個人事業主は、全員確定申告書を提出しないといけないかというと、そういう訳ではありません。年間の所得が38万を超えない場合には、確定申告をする必要はありません。また、サラリーマンの方も原則必要ありません。

 ただし、確定申告した方が有利な場合、確定申告しないと特典がうけられない場合などがあります。


所得ってなに?

 所得税の申告では、個人事業主が得た利益を10種類の所得に分類して、その合計額がその人の年間の総所得金額となります。

主な所得の種類と内容は、次のようなものです。

配当所得…株式の配当金など。一定金額以下の場合には、総所得に含めないこともできます。

不動産所得…不動産の貸付による所得

事業所得…卸売業、小売業、サービス業などの事業の所得

給与所得…給料。会社から支給を受けるものでも、給与になるもの、ならないもの規定があります。

一時所得…保険の満期金など

譲渡所得…不動産、事業用資産の売却による所得

雑所得…年金その他上記にあてはまらない所得


さぁ所得を計算しよう!

 所得の計算とは、不動産所得、事業所得、雑所得などは、

収入金額 - 必要経費 で計算されます。これって利益の計算と同じですよね。

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